忙しい看護学生さんの勉強を少しでも楽にしたい!事前学習・実習に役立つ情報を増やしたい!そんな毒茄子です。
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「手元に教科書がないけどちょっと検索して見たい情報がある」
「レポートにまとめるときに参照したい」
といったときに教材・ノート代わりに活用して頂けるものを目指しています。
今回は【神経因性膀胱】について。
神経因性膀胱とは
排尿に関与する、脳・脊髄・末梢神経の障害によって、膀胱の蓄尿・排尿機能に異常が生じた状態のことである。
障害部位と病態
障害部位 | 大脳~橋 | 橋~仙髄より上位の脊髄 | 仙髄 or 末梢神経(骨盤神経) | ||
病態 | 橋排尿中枢(PMC)の随意的な抑制がなくなる ↓ PMCを中心とした排尿反射が亢進(大脳→橋への排尿抑制指令が障害) |
PMCと仙髄との連絡が絶たれ、仙髄を中心とした異常経路が形成され、仙髄を中心とした排尿反射が起こる | 膀胱~仙髄の求心路や遠心路が障害されるため、排尿反射が起こらなくなる | ||
尿流動態 検査所見 |
○排尿筋過活動(DO) | ○排尿筋過活動(DO) ○排尿筋・括約筋協調不全(DSD) |
○排尿筋低活動 ○無収縮排尿筋 ○尿道機能不全(多くに合併) |
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症状 | ( 求心路障害(-) ) ○尿が貯留すると不随意に排尿筋が収縮する ○尿意は保たれており、尿意切迫感を感じる |
( 求心路障害(+) ) ○尿が貯留すると、不随意に排尿筋が収縮するが尿意はない |
○意識的に排尿することができないため膀胱内に尿が貯留する。求心路の障害がある場合は尿意が生じない | ||
○過活動膀胱 ○切迫性尿失禁 |
〇反射性尿失禁 | ○尿閉 ○低活動膀胱 ○溢流性尿失禁 |
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原因疾患 | ○脳血管疾患 ○脳腫瘍 ○多発性硬化症 ○パーキンソン病 ○乳幼児のおもらし など |
○脊髄不完全損傷 ○多発性硬化症 など |
○脊髄完全損傷(回復期) ○二分脊髄 |
○脊髄完全損傷(脊髄ショック期) ○二分脊髄 ○骨盤内蔵器手術後 ○糖尿病 ○脊髄瘻 |
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Lapides |
○無抑制膀胱 |
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○反射性膀胱 | ○自律性膀胱(求心路 + 遠心路障害) ○知覚麻痺性膀胱(求心路障害) ○遠心路障害 |