【実録!ナースのお仕事】転職看護師が語る!訪問入浴って何してるの?





前職SE、転職ナースの毒茄子です。

「看護師」と聞いてどんな働き方を想像しますか?

病院や診療所で、白衣を着ているイメージが強いのではないかと思います。

私自身、看護師になるまで、というより病院を辞める最近まで知らなかったのですが、看護師には多様な働き方があります。

その中で、

「看護師って、こんな仕事もあるの?!」

「この仕事は知ってたけど、こんなことやってたの?!」

など、看護師の仕事を身近に知ってもらえるよう、さまざまなナースのお仕事を紹介していきたいと思います。

今回は、言葉は知っている人が多いであろう「訪問入浴」について。

 

訪問入浴ってどんな仕事?

 

訪問入浴は、読んで字のごとく「利用者さんのご自宅に訪問して、入浴をお手伝いする」お仕事です。

<基本情報>
・3人1組
(ドライバー兼ヘルパー、ヘルパー、看護師またはドライバー+看護師2名など)
・訪問車で利用者さん宅を1日に数件訪問
・自力でお風呂に入れない方の入浴をサポート

 

私は看護介護の世界を全く知らなかった頃、訪問入浴は「家のお風呂に入るお手伝いをする」ものだと思っていました。

訪問入浴は、「家のお風呂」に入るわけではありません。家の中で大きなお風呂を組み立てて、そこに利用者さんに入ってもらいます。

一般家庭のお風呂に自力で入れないような方が、主な訪問入浴の対象者となります。なのである程度動ける方もいますが・・・基本的には身体に麻痺のある方や寝たきりの方、いわゆる「要介護」の方が利用されることがほとんどです。

 

訪問して準備が終わったらすぐに入浴になるので・・・

 

 

 

 

 

 

すぐに脱ぎます。脱がせます。

夜のお姉さんもビックリの早さです。

 

(※もちろん、実際には定期的にサービスを利用されている方がほとんどなので、信頼関係が出来たうえでのことです)

 

入浴そのものより、準備が大変

車から自宅の中まで、人の手で物品を運搬します。

ご自宅に駐車場がない場合、最寄りのコインパーキングなどから運びます。

あと高齢者のお宅は昔ながらの一軒家だったりするので、エレベーターがありません

結構な頻度で、階段を使います

物品を背負って階段を往復するのはなかなか大変です。

毎日これを五件十件とこなすドライバーさん、ヘルパーさん・・・本当尊敬です。

さぁ、お風呂に入りましょう

ほとんどの利用者さんは介護用ベッドの上にいます。

なので、ベッドの横で入浴機材を組み立てていきます。お湯はご自宅のお風呂などから、モーターなどを使用して組み上げます。

健康状態を確認したあと、服を脱ぐのをお手伝いして、みんなで力を合わせて利用者さんを担いで浴槽に運びます。

浴槽でしっかりお湯で身体を温めて、全身を洗っていきます。

 

日本人は、お風呂を愛している

お風呂に入れないからって、死ぬわけじゃないんです。

でも、お風呂は日本の文化。

みんなお風呂が大好きです。

正直、機材を運んだり組み立てたり、関節が硬くなっている人の服を着せたり脱がせたり、担いだりと・・・訪問入浴は相当な肉体労働です。

汗だくになります!!!!

毎日やったら・・・確実に痩せると思います!!!

それでも、お風呂に入りながら幸せそうな表情を浮かべる利用者さんを見ていると・・・とても癒されます。

まとめ:体力勝負だけど、その分やりがいもある。そんな訪問入浴。

私は派遣看護師として、時々訪問入浴に行っています。

体力的には、決して楽ではありません。

夏場は、汗だくになりますし・・・。

 

ちなみに訪問入浴やデイサービスなどではユニフォームをすべて貸してくれるところもありますが、ポロシャツやズボン、シューズなどの持参が必要なところがあります。

お仕事グッズは可愛さやこだわりも出したいところです。私も病院を辞めて派遣会社に登録したとき、チノパンや新しい小物を購入しました。

こちらの通販サイト(ナース専科公式通販サイト:ピュアナースさん)では、ユニフォームから小物・書籍まで看護師に必要なグッズが揃っているので、おすすめです。


訪問系は・・・動きやすさ超大事!

訪問入浴は体力的にはハードですが、その分派遣のお仕事の中では割と時給が良いです。

そして何より、利用者さんや家族の方にとても喜んでもらえます

 

平成27年時点で、日本の高齢化率26.6%

3人の若者が1人の高齢者の援助をする・・・まさに少子高齢化、現在の日本の縮図ともいえます。

毎日訪問入浴をしている看護師さん、介護士さん、本当に尊敬します。

 

あぁ、温泉に行きたい♪

 

 

 

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