【看護学生向】排便障害/種類、病態、原因、看護まとめ





忙しい看護学生さんの勉強を少しでも楽にしたい!事前学習・実習・国家試験対策に役立つ情報を増やしたい!そんな毒茄子です。

毒茄子のお勉強部屋では、

「手元に教科書がないけどちょっと検索して見たい情報がある」
「レポートにまとめるときに参照したい」

といったときに教材・ノート代わりに活用して頂けるものを目指しています。

今回は母性看護の【排泄障害~排便障害~】について。

 

排便障害の原因

①消化吸収能力の低下 ・咀嚼力の低下
・食事量の低下
・食物繊維の摂取不足
②いきむ、踏ん張る力の脆弱化 ・全身の筋力低下
(特に腹筋、呼吸筋の筋力低下)
③腸の蠕動運動の低下 ・寝たきりによる起立性大腸反射の低下
④不適切な排便姿勢 ・仰臥位での排泄
⑤便意の鈍麻 ・直腸壁への神経伝達の障害
⑥便保持機能の低下 ・直腸の弾力性の低下
・肛門括約筋の筋力低下

 

便秘の種類

※一般的な便秘の大部分は弛緩性便秘で、加齢とともに増える

器質性便秘

腸管の癒着や腫瘍による狭窄のために生じる

機能性便秘

分類 原因 治療
直腸性便秘 排便刺激が無視され続けることによる
・排便の我慢
・下剤、浣腸の乱用
・規則的な排便習慣
・摘便
弛緩性便秘 ・大腸の緊張や、運動低下により便が出にくくなる
・腹筋力の低下
・食物繊維の摂取
・適度な運動
・下剤の使用
けいれん性便秘 ・腸の緊張や運動が亢進して、便が出にくくなる
(ストレス性など)
・精神面への援助
・腸運動の調整薬
・腸をリラックスさせる

 

看護、援助

(1)排泄動作への援助

①便意があり、歩行能力がある
→トイレへの誘導

②便意があるが、歩行能力が不足している
→ポータブルトイレの使用

③便意が明確でない、意識を感じてもトイレに間に合わない
・失禁用パッドの使用
・リハビリパンツの使用
・時間を決めてトイレに行く習慣をつける。
可能であれば失禁した時間、トイレで排泄できた時間を記録しておき、排泄パターンを把握する。

④夜間の排泄
・安楽尿器、尿集器の活用

(2)排便コントロール

①水分摂取の励行
②主治医への下剤コントロールの確認
③腹部の温罨法、マッサージ
④座薬、浣腸による排便援助