【看護学生向】基礎看護技術:活動・休息の援助





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毒茄子のお勉強部屋では、

「手元に教科書がないけどちょっと検索して見たい情報がある」
「レポートにまとめるときに参照したい」

といったときに教材・ノート代わりに活用して頂けるものを目指しています。

今回は【活動・休息の援助技術】について。

 

活動・休息への援助 目的や留意事項

・活動・運動に関連する看護援助は、毎日繰り返される日常生活動作、スケジュールの中に、患者の状態に応じて、取り入れるようにする。
・患者ができるようになった動作・変化をとらえて、承認しながら行う。
・睡眠の援助は、患者の睡眠に関する訴え・習慣について聞き、患者に合った睡眠促進方法、生活リズムの調整をはかる。

活動・休息への援助の実際

(1)活動・不動時ともによい姿勢・体位を保持し、体位変換を行う

・よい姿勢とは、力学的に安定し、疲労しにくい姿勢である。
・不動状態の患者の場合は、廃用症候群の予防をはかるために、良肢位を保持しつつ、全身の体圧が 分散されるよう、クッションやマットレスを活用する。
・同一体位により、70mmHg以上の接触圧が2時間かかると組織が不可逆的な損傷を起こすことから、2時間以内の体位変換を行う。
・頻回の体位変換が疲労をまねくこともあるため、個々の患者の状態に応じて体位変換スケジュールを立てる。

(2)患者の日常生活動作の能力に応じた援助

・患者の日常生活動作の能力に応じて、全介助、部分介助、自立への援助を行う。
・個々の患者の能力をアセスメントしながら、必要な援助を行う。 日常生活動作の訓練は、作業療法士を中心に指導・訓練を進めていくが、病棟でも継続して訓練を行うためにも、看護師が情報を提供・共有し、指導・訓練にあたる。
・訓練の方針は患者の能力に応じて検討する。
①障害されなかった能力を十分に活用する
②回復の見込みがある機能・能力は、積極的に訓練を行う
③戻らないと判断された機能・能力は代償手段を検討し、それを取り入れる

(3)関節可動域訓練

・関節拘縮の予防・改善を目的として関節可動域訓練(ROM)を行う。
・不動状態にある患者では、理学療法士と連絡を取りながら1日1~2回はベッドサイドにて看護師が他動運動を行う。

(実施時の手順・留意点)
①全身の筋肉を弛緩するために、ベッド上仰臥位で行う。
②動かそうとする関節に近い関節を支持固定する。
③健側の上下肢から始め、関節可動域範囲内を動かし徐々にストレッチする。
④患側の上下肢は軽くさすり、痛みがない程度にゆっくりと動かす。
⑤各関節について3~5回程度行う。
⑥筋緊張や痛みがある場合は蒸したタオルなどであたためてから実施する。

(4)ベッドサイドでできる運動訓練

・ベッドサイドでできる運動機能の低下防止、転倒予防のための運動を指導し、監視のもとで実施を促す。
・運動障害や痛みがある場合は、医師や理学療法士と相談し、無理のない範囲で実施する。

(5)睡眠を促す援助

・睡眠をとりやすい環境を調整し、睡眠を促す方法を患者に指導する。
・まずは眠りやすい環境を整え、リラックスした状態をつくる。
・なかなか改善されない場合は、医師と相談し、睡眠薬の使用を検討する。

(睡眠を促進する方法)
①環境の調整
②足浴
③安心感を与える
④就寝儀礼を行う
⑤リラクセーション
⑥症状コントロール
⑦睡眠薬を投与

(6)生活リズムの調整

・日中覚醒し、夜間睡眠をとれるよう、生活リズムを整えていくことが大切である。
・一定の時間帯に日光を浴びることは、眠気と関係するメラトニンを昼間抑制し、夜間分泌を増加させること
から、リズムを整えるために有効といわれている。
・病棟においては、午前中に窓からの景色を見たり、散歩に出るなどが効果的である。
・レクリエーションを取り入れ、身体活動の時間を増やす。
・昼寝は、長い時間や夕方以降の昼寝では、夜眠れなくなるため、午後の早い時間に30分程度に留める。

(7)リラックスの促進

・患者に合う方法があれば実施する。
①アロマテラピー
②足浴時のマッサージオイルなどの使用
③マッサージ