【看護学生向】基礎看護技術:経管栄養/必要物品、注意事項、実施方法





 

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毒茄子のお勉強部屋では、

「手元に教科書がないけどちょっと検索して見たい情報がある」
「レポートにまとめるときに参照したい」

といったときに教材・ノート代わりに活用して頂けるものを目指しています。

今回は【経管栄養】について。

 

目的

食事や水分を経口的に摂取できない場合や不十分な場合に、栄養チューブを介して栄養を補給する。

 

経管栄養の種類・適応

経管栄養法として経鼻経管栄養法、胃瘻法、空腸瘻法がある。
また、経管栄養法以外の非経口的栄養摂取法として中心静脈栄養法や末梢静脈栄養法がある。

 

経路による分類 特徴
経管(経腸)栄養法 経鼻経管栄養法(NG法) ・持続的に胃、あるいは十二指腸に管を留置する方法:食事ごとの管の挿入の手間がないが、咽頭・喉頭、噴門部に異物(管)があるため、半開状態で胃食道逆流現象がおきやすく、それに伴う誤嚥の危険性が高い。
・間欠的経管栄養法(IC法):毎回の胃管挿入の手間があるが、食事以外は管がないことで美容上も誤嚥誤嚥防止上もすぐれている。
胃瘻法 ・美容上にすぐれている。
・咽頭・喉頭、噴門部に異物(管)がないため、胃食道逆流現象の危険性が少なく、また、経管栄養法による栄養補給を行いながら、嚥下機能回復訓練がスムーズにできる。
空腸瘻法 ・口~胃にかけての通過障害があるときに適用になる。
経静脈栄養法 中心静脈栄養法(高カロリー輸液[IVH]、完全静脈栄養法[TPN]) ・消化管の安静を要するときに有効、絶食期間が2週間以上の場合に適用となる。
・水分・電解質・アミノ酸・脂質・ビタミン・微量元素のほか、高濃度の糖分と必要な栄養素のすべての輸液が可能。
・長時間の絶食も可能だが、バクテリアルトランスロケーション、高血糖などの代謝障害や胆汁うっ滞性肝障害などの合併症を起こしやすい
末梢静脈栄養法(PPN) ・水分・電解質・ビタミンの輸液が主で、アミノ酸・脂質も注入可能であるが、糖分は浸透圧が高く静脈炎をおこすため、低濃度のものしか注入できず、十分なカロリーが確保できない。
・2週間以上の長期使用(絶食)で栄養障害を引きおこす。

胃管挿入

必要物品

・胃管(14Fr程度)

・膿盆
・メジャー

・ティッシュペーパー
・潤滑剤

・聴診器
・ガーゼ

・固定用絆創膏

 

援助の実際

患者への説明

胃管挿入の必要性と手順を説明し、協力を得る。
認知症や意識障害のある患者でも必ず説明を行う。

実施方法:胃管挿入手順

(1)体位はファウラー位とし、頸部を回旋するとともに下顎を挙上させ、鼻先を押し上げるようにして頸部の回旋側と反対側の鼻孔から胃管を静かに挿入する。胃管が咽頭部まで達したら頸部を軽く前屈し、顎を突出するようにしてもらい、唾液を飲み込むように指示しながら胃管挿入を進める。
(2)咽頭部より先への挿入は、気管への誤挿入を避けるために頸部前屈位とし、患者の嚥下状態に合わせてゆっくり挿入する。

胃管の位置確認

(1)挿入時の確認: 挿入の長さの目安・・・45~55cm
・胃管挿入により、咳込み、空気の出入り、いくらでも空気が吸入できるなどの所見があれば、気管への誤挿入であるためただちに抜去する。
・胃管まで到達していると判断するときは、胃管に注射筒を接続し、軽く吸引し胃内容物を確認する
(2)挿入の長さの目印として、鼻腔の位置にマーキングしておく
(3)栄養剤注入ごとの確認:
①胃管のマーキングラインが鼻腔と合っているか
②口腔内で胃管がとぐろを巻いていないか
③胃内容物が吸引できるか

 

経鼻経管栄養法の場合

必要物品

・イリゲーター(栄養剤容器)
・注入チューブ(滴下筒つき)
・イリゲータースタンド
・注射筒(経管栄養専用)
・ストップウォッチ

援助の実際

患者への説明

栄養注入を行うこと、所要時間、協力してもらうことなどを説明する。

実施方法

(1)患者の姿勢は30度ファウラー位、または座位とする。
(2)開始前に栄養剤をあたためる必要はない(あたためても注入中に温度低下するため)。ただし、低温だと下痢を誘発するため、下痢対策にはチューブを加温する。
(3)胃管が胃まで挿入されていることを確認し、注入容器のチューブを接続する。
(4)あらかじめ決められた速度で滴下する。栄養物の種類、液体の粘稠度により滴下速度が異なるため、ときおり滴下の状態を確認、調整する。

 

注入中の観察・留意点

(1)誤嚥の防止、早期発見
最も危険な合併症は気管への胃管挿入、胃食道逆流による気管内への栄養物注入による誤嚥
→ 注入中に喘鳴が聞こえたら、誤嚥の可能性を第一に考え注入を中止する。気道内分泌物を吸引などにより除去し、喘鳴が消失してから再開する。
(2)滴下
・滴下速度: 一般に 100ml/30分程度
・滴下不良の際には、まずは圧迫・屈曲などの外力が加わっていないことを確認し、なければチューブの閉塞を考え、カテーテルおよび容器側チューブを通水し、閉塞を解除する。
(3)消化器症状
嘔気・嘔吐などの消化器症状がないかを観察し、万一出現したときは注入を中止し、誤嚥しないよう体位を整える。

注入後の観察・留意点

(1)注入終了後は、注入容器のチューブを外し、胃内容物の逆流防止のために胃管もしくは胃瘻カテーテルのキャップを閉める。
(2)注入容器は洗浄し、栄養剤を十分流す。栄養バッグを繰り返し使用する場合、手でもむようにして付着している栄養物を除去し、定期的に次亜塩素酸ナトリウム(ハイター、ミルトンなど)で消毒。

 

胃瘻・腸瘻

注入前、注入時以外の観察

(1)瘻孔の位置(胃・空腸)と、挿入されている胃管のタイプおよび長さを確認したうえで、胃管本体にも目印を
つけておき、毎食前に患者の胃管の位置(挿入の長さ)を確認する。
(2)胃管を数mm程度引いたり入れたりして、あそび(ゆとり)があることを確認し、胃管の逸脱がないことを
確認する。

必要物品

・イリゲーター(栄養剤容器)
・注入チューブ(滴下筒つき)
・イリゲータースタンド
・注射筒(経管栄養専用)
・ストップウォッチ

援助の実際

患者への説明

栄養注入を行うこと、所要時間、協力してもらうことなどを説明する。

実施方法

(1)患者の姿勢は30度ファウラー位、または座位とする。
(2)開始前に栄養剤をあたためる必要はない(あたためても注入中に温度低下するため)。 ただし、低温だと下痢を誘発するため、下痢対策にはチューブを加温する。
(3)注入容器のチューブを接続する。
(4)あらかじめ決められた速度で滴下する。栄養物の種類、液体の粘稠度により滴下速度が異なるため、ときおり滴下の状態を確認、調整する。

注入中の観察・留意点

(1)滴下
・滴下速度: 一般に 100ml/30分程度
・滴下不良の際には、まずは圧迫・屈曲などの外力が加わっていないことを確認し、なければチューブの閉塞を考え、カテーテルおよび容器側チューブを通水し、閉塞を解除する。
(2)消化器症状
嘔気・嘔吐などの消化器症状がないかを観察し、万一出現したときは注入を中止し、誤嚥しないよう体位を整える。

注入後の観察・留意点

(1)注入終了後は、注入容器のチューブを外し、胃内容物の逆流防止のために胃管もしくは胃瘻カテーテルのキャップを閉める。
(2)注入容器は洗浄し、栄養剤を十分流す。栄養バッグを繰り返し使用する場合、手でもむようにして付着している栄養物を除去し、定期的に次亜塩素酸ナトリウム(ハイター、ミルトンなど)で消毒。

 

 

 

 

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