【統計】再婚率は上昇?秒速で変化する人口の動き





「少子高齢化」と言われるようになって久しい我が国では、年々高齢者の割合は増え続けています。人口は出生や死亡により増えたり減ったり、常に流動的に変化しています。

では今の日本の人口はどうなっているのか?統計を元に見ていきたいと思います。

 

 

人口の見方

ここはざっくりと、こんな言葉があるんだ~くらいで読んでみてください。

人口統計は、【人口静態統計】と【人口動態統計】に分類されます。

 

【人口静態統計】とは・・・

刻々と変化している人口を、ある一時点においてとらえたときの状態を人口静態統計といいます。

5年ごとに総務省によって行われる国勢調査で調べられています。国勢調査は総人口、年齢別人口、労働力人口、将来の推定人口、世帯数などの統計として行われます。調査項目は性、生年月日、婚姻状態、住所、職業、国籍、学歴などです。

【人口動態統計】とは・・・

人口の変動をある一定期間(例えば1年ごと)でまとめた統計のことを人口動態統計といいます。人口変動の要因である出生死亡死産婚姻離婚といった統計で、厚生労働省が集計しています。

 

今回は平成29年3月にまとめられた厚生労働省の人口動態統計の情報を元にまとめていきます(データとしては平成27年の情報になります)。

 

結婚は秒速、離婚は分速。実は再婚は多い。

増えていかない結婚数

平成27年の婚姻件数は63万5156組で、前年より8593組減少した。平均初婚年齢は男性31.1歳女性29.4歳となっている。

50秒に1組、1日あたり1,740組のカップルが結婚しています。

この速度だけ見るとすごく結婚が多い・・・ような気がする!

離婚数は増加、離婚はネガティブではない

 

 

平成27年の離婚件数は22万6215組で前年より4108組増加した。未成年の子がいる離婚は13万2166組(全体の58.4%)で、親が離婚した未成年の子の数は22万9030人、未成年の子がいない離婚は9万4049組(同41.6%)となった。

2分19秒に1組、1日あたり620組の夫婦が離婚しています。

離婚はネガティブイメージがあるかもしれませんが、今はごく普通のことのように思います。都内在住既婚者の毒茄子の私見ですが、「結婚しない人」は当たり前にいるし、「バツイチ」と言われても特に驚きも抵抗も感じません。

 

むしろ最近、周りで婚活している方の意見として

30代40代で未婚とかちょっと怖い!バツイチくらいの方が納得!!

といった意見も聞かれます。

離婚する方は、数年のお付き合いや夫婦生活を経ての離婚である場合が多いので、

 

バツイチ=一人の人とそれだけ長く続いていた

と肯定的な捉え方をする人も最近では多いです。

 

再婚は多く、年齢に縛られる必要もない

初婚-再婚別にみると、平成27年は「夫妻とも初婚」は46万4975組(全婚姻件数の73.2%)で、「夫妻とも再婚又はどちらか一方が再婚」は17万181組(同26.8%)となった。また、平均再婚年齢をみると、昭和22年では夫36.5歳、妻29.3歳であったが、平成27年には夫42.9歳妻39.8歳となり、年々上昇傾向にある。

数字で見ると、4組に1組くらいは再婚者がいることになります。年齢的にも再婚年齢も平均で40歳前後と、若くないと結婚できないというイメージも消えつつあるように感じます。

 

減り続ける人口。31秒に1人生まれ、24秒に1人亡くなる。

 

平成27年の年少人口(0~14歳)は12.5%、生産年齢人口(15~64歳)は60.8%、老年人口(65歳以上)は26.6%

 

日本の総人口は平成27年時点で1億2709万人、老年人口は26.6%で、もはや4人に1人以上が高齢者。出生数が少ない一方で高齢化が進んでおり、総人口は減少してきています。

さかのぼっていくと、ものすごい速度で高齢化が進んでいることが分かります。

昭和45年・・・年少人口は24.0%、生産年齢人口は68.9%、老年人口は7.1%

平成  2年・・・年少人口は18.2%、生産年齢人口は69.5%、老年人口は12.0%

平成17年・・・年少人口は13.7%、生産年齢人口は65.8%、老年人口は20.1%

 

ちょっとだけ持ち直してる出生数

平成27年の出生数は100万5677人で、前年より2138人増加し、5年ぶりに増加に転じた。

 

出生数より死亡数が多い

平成27年の死亡数は129万444人で前年より1万7440人増加し、死亡率(人口千対)は、10.3で前年より上昇した。

ちなみに1日あたりで見ると、出生数は1日に2,755件、死亡数は1日に3,535件です。

人の命が秒単位で変化しているって思うと、すごい。

 

出生数が増えない限り、少子高齢化は止まらない

合計特殊出生率1.45で前年の1.42を上回った。合計特殊出生率の年次推移をみると、第1次ベビーブーム期には4を超えていたが、昭和20年代後半に急激に低下し31年には2.22となり、初めて人口置き換え水準*(同年2.24)を下回った。その後、46年までは「ひのえうま」前後の特殊な動きを除けば緩やかな上昇傾向にあり、第2次ベビーブーム期の47、48年には2.14となった。その後は低下に転じ、50年に2を下回ってからは、50年代後半を除いて低下傾向が続いていたが、平成18年以降は緩やかな上昇傾向が続いている。

合計特殊出生率とは、「15~49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもの」で、1人の女性が生涯で生む子供の平均数です。

1.45ということは、カップル1組(2人)に対して子どもが1.45人ということ。人口が増えないのも納得です。

 

一夫多妻制にすれば少子化は解決?!子どもを生み育てやすい社会へ

少子高齢化が進む我が国では、

親の介護が必要になって結婚を諦めた、次の子どもを諦めた

仕事に支障があるから結婚したくない・できない(特に女性)

結婚し、子どもは欲しいが経済的に子育てが難しい

正直、未婚のままでも子どもだけでも欲しいが、社会的に難しい

子どもが生まれても保育園に入れるかものすごく不安

など・・・

様々な事情やライフスタイルの変化により、子どもを生まない・生めない人が多くいるのが現状です。

ただ、「子どもは欲しいんだけど・・・」と考えている女性(男性も)は少なからずいます。

 

他国のように、

婚姻の有無に関係なく、手厚く子どもへの支援が受けられる

いっそ、一夫多妻制を認めて大家族化する

など、少し(?!)極端かもしれませんが、もっと出産・育児がしやすい世の中にするためには社会的保障、社会の風潮が変わっていく必要があると思います。

核家族で子どもを育てる今の時代では、母親が孤立しがちです。

昔のように、地域・社会全体で子どもを見守っていく文化が必要なのではないでしょうか?

生む人が偉いとか生まない女性はどうだとか、結婚するしないとか・・・。

そういった意見よりも、自分(達)が子どもを生むかどうかに関係なく、社会全体で次世代を育てられる時代が来ることを毒茄子は願っています。